人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

虹でございました

大変ご無沙汰しております。

お変わりありませんでしょうか。


長い夏の間に体調を崩してしまい、随分お休みしてしまいました。

リハビリのつもりで少し書いています。


夏の終わりの大きな出来事は、竜巻でした。

史上最大と言われる竜巻がこの町と隣町を襲ったのです。

うちは庭が大荒れになった程度で家は無事でしたが、歩いてほんの10分ほどのあたりは、ちょうどその通り道になっていて、屋根は壊れ、電柱は倒れ、車がひっくり返っていました。

風の恐ろしさをあらためて感じました。

お気の毒に、まだそのあたりの多くの家はブルーシートがかかったままです。

一日でもはやく、もとの生活に戻れますように。


強さや恐ろしさと、しかし、優しさや美しさをも全部ひっくるめての自然。

そんな自然の力を感じた夏でした。


それこそリハビリのつもりで、30秒ほどの、ごく短い朗読音源をつくりました。

音は、詩をぶつぶつつぶやきながらピアノでつくりました。


宮沢賢治「報告」という短い詩です。

 

報告

宮沢賢治

 

さつき火事だとさわぎましたのは虹でございました

もう一時間もつづいてりんと張つて居ります

 

この詩からもまた、大きな自然の力を感じます。

虹を見た驚きと喜びが宮沢賢治らしく素直に表現されています。


美しいものに出会った感動を誰かと共有したい。

それが芸術や創作の原点なのだとあらためて思います。


短いので縦のショート動画の形式でつくってみました。

短冊っぽくて、詩や和歌の縦書きの表現にむいているのかもしれません。