今年の終わりに、宮沢賢治「何と云はれても」の朗読音源をつくりました。
未発表の作品群、「詩ノート」とも呼ばれるものの中に含まれている詩で、あまり有名なものではないかもしれません。
それでも、「雨ニモマケズ」と並ぶ、宮沢賢治のマニフェストのようでもあり、彼の祈りのようでもあるこの詩が好きです。
ひとの評価が膨張して、それを飲み込んだアルゴリズムという神様に心まで支配されそうな2025年の終わりに。
何と云はれても
心が解放され、浄化されるような気がします。
何と云はれても
わたくしはひかる水玉
つめたい雫
すきとほった雨つぶを
枝いっぱいにみてた
若い山ぐみの木なのである
皆様、良いお年を。