人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼームス坂と智恵子さんのレモン

30代のおよそ10年間は東京の大井町(京浜東北線)に住んでいました。 南品川のゼームス坂沿いにあるマンション。 何だか失われた10年のような期間でした。 元々ぎりぎりバブル世代なのですが、30歳手前でキャリアをリセットして、20代を無かったことにしてし…

「うたのおにいさん」の「本当は・・・」を、ずっと考えていた

(お金をとる)放送局に勤めていた20代。 自分には不向きな世界でストレスだらけだったけれど、ただ一つの癒しのお仕事、 「おかあさんといっしょ」 子ども達の笑顔に、自分の汚れた心が洗われていくようでした。 あまりそんな機会は無かったのですが、一度…

公立高校志願状況と「競争」についての娘への(たぶん渡さない)手紙

公立高校の志願状況が発表されました。 志望校の倍率は、およそ1.2倍。 それが高いのか低いのか、よくわかりません。 倍率とか、ときには競争率なんていうけれど、そもそもその表現自体が不正確なので、それが2倍だろうと3倍だろうと構いません。 抽選で入学…

最後の授業参観と成長のドア

今日は最後の授業参観。 幼稚園の頃から中三までの12年間。 たくさんの思い出がぐるぐる巡って、廊下で倒れそうになりました。 様々なことがひとつずつ静かに終わっていきます。 何か新しく始めないと、このまま何もかも終わってしまいそう。 この土地にこの…

ただ鳥が啼いている

ちいさな可愛らしいメジロが庭にやってくるようになりました。 ローズマリーをつついているようです。 そろそろ、お隣の庭でウグイスが啼き始める時期です。 いつもうちの庭ではなく、お隣です(笑)。 格が違うのか。 娘が高校受験の追い込みで、歴史年号の…

内申書で悩んだり悩まなかったり

娘が受験生です。 私立が終わり、これから公立。 反抗期の女子中学生で受験生。 三重苦です。 高校受験には内申書、内申点というものがありますね。 「そんなもの気にするな」って事あるごとに言い続けてきたんですが、それでも、ずっとどこかで気にかかりな…

早春のソネット 浅き春に寄せて

立春ですね。 うちには受験生がいることもあり、春はまだまだ先。 それでも時折空気が温む瞬間があって、季節が進んでいることを感じます。 早春です。 年齢を重ねるごとに好きな季節が変わってきました。 ずっと若い頃は夏。 花粉症になってからは、春が苦…