人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

生垣は見通し優先で

うちは角地にあります。 庭をぼんやり眺めていると、時々自転車どうしが衝突しそうになっているのを見かけます。 「自転車は左側通行」ということを守ってくれれば良いのですが、子ども達には通用しません。 高校生ぐらいになると、ノーブレーキはもちろん、…

敷居のカモフラージュ 東山旧岸邸

吉田五十八さん設計の東山旧岸邸の思ひ出を小出しに書いています。 他に見学者がいなかったこともあって、あれこれ質問しまくる私に、案内の方が熱心に説明してくださいました。 この建物への愛情をひしひしと感じました。 和室ゾーンに入る襖のところ。 テ…

東山旧岸邸の逆さ庭

御殿場にある吉田五十八さん設計の東山旧岸邸。 リビングテーブルの天板は鏡のよう。 庭の緑を映し出すように計算して天板を選び、配置したそうです。 逆さ富士のように庭が美しく映し出されます。 紅葉の季節にまた訪れたいと思います。 家の中に素敵な場所…

吉田五十八さん晩年の集大成  東山旧岸邸

同じ県内なのに行ったことのなかった、東山旧岸邸(静岡県御殿場市)に先日行ってきました。 吉田五十八(いそや)さん、晩年の集大成です。 東山旧岸邸は、首相を務めた岸信介の自邸として1969年に建てられ、現在は登録有形文化財に指定されています。伝統…

ニュースから一旦離れて、自分のご機嫌取りを

うちはテレビがないので、マスメディア的なものはラジオのみです。 夕飯の時など、ラジオをつけているのですが、恐ろしいニュースがはじまると速攻でパチンと消します。 愛川欽也さんの「ハイ、消えた!」(「なるほど!ザ・ワールド」より)並みに速いかも…

逃げる 勇敢な臆病者

両親がまだしっかりしていた頃、よく聞いた話があります。 多少「盛る」傾向があるので(笑)、話半分に聞いていたというか、ひょっとしたらデタラメかもしれないのですが・・・。 こんな話でした。 いま私の名乗っている名字は、もともと(音は似ているので…

早いのか 遅いのか  さよならフィーチャーフォン

フィーチャーフォンってどういう意味ですか?(笑)。 ずっといわゆるガラケーというものを使用しておりました。 3Gのもので、とうにメールやら何やら使えなくなっていまして、 純粋な携帯電話になっていました。 というより、ほぼ単なる目覚まし時計でした…

光が円柱を撫でるとき

季節ごと、日ごと、折々様々な光が家にやってきます。 信じられないほどの強烈な朝日が差し込む東の窓。 天窓から入り込んで、ロフトの床で跳ね返り、 家じゅうを駆けまわる光。 デッキに反射して、それが化粧天井を照らし、 その反射がまた床を照らし・・・…

光のオルガン  宮沢賢治「告別」

うっかり醜悪な茶番をみてしまいました。 記者会見とされてはいましたが、 確かにそれは茶番劇でした。 楽しいこと、美しいもの、 音楽とかエンターテインメントってなんだっけ・・・。 すっかり具合が悪くなってしまいました。 これが嫌でテレビを捨てたの…