同じ県内なのに行ったことのなかった、東山旧岸邸(静岡県御殿場市)に先日行ってきました。
吉田五十八(いそや)さん、晩年の集大成です。
東山旧岸邸は、首相を務めた岸信介の自邸として
1969年に建てられ、現在は登録有形文化財に指定されています。
伝統的な数寄屋建築の美と、
現代的な住まいとしての機能の両立を目指したこの邸宅は
建築家・吉田五十八の晩年の作品であり、
氏の建築美学の到達点のひとつといえます。
東山旧岸邸 パンフレットより
まず、何より敷地が素晴らしいです。
門からただならぬ雰囲気が漂っています。
建築の半分は、その敷地を含めた環境だなとあらためて思います。
いや、もしかしたら8割くらい環境かもしれません。
それほど敷地の力は大きく、残った2割の部分に建築家は力を尽くし、
そこに本当の力が尽くせたら、このような傑作が生まれるのだと思います。
眼の具合が悪く、一度に長い文を書けなくなってきました。
旧twitterみたいな投稿になっていきそうですが、今後ともよろしくお願いします。
この日のことは、またあらためて少しずつ書ければと思っています。
(たぶん)続く
お父さん(太田胃散の創業者)が58歳の時の子どもなので五十八さん、というエピソードが好きです。