人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

「無力」さの逆転 一羽の鳥について

身長以外、ことごとく娘に追い抜かれるこの頃。

科目の中で自信をもって教えられるものは、英語と古文くらいになってきました。

あとは、自力で何とか頑張れ!。

 

それでも高校生になるので、そろそろ教えておきたいものがあります。

一つは経済の基本

もう一つは民主主義の基本

ここがしっかりしていれば、何とかなるかな。

 

まずは、民主主義の基本を。

敬愛する、いとうせいこうさんの「一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)」を朗読(奥様が)しました。

奥様は声に出して読んで、自分は音をあちこち配置して表現しました。

風変わりな両親の、いささかまわりくどい、面倒な、暑苦しい教育ではあります。

ただ、妙な表現ですが、「感興を催すプロセス」を通過することで、身につくものもあるのかなと思っているのです。

 

世界に絶望してしまいそうなときも、確かにあります。

それでも、

一羽の鳥がふと飛び立った時、同時に数千万の鳥も飛び立つ。

そんなシンクロニシティが世界を変えてしまう奇跡、「無力」さの逆転が起きる瞬間を信じて欲しいなと思っています。

 

音は以前つくったものをリサイクルしました。

朗読では一部省略している箇所があります。

オリジナルはこちらにリンクを貼っておきます。

https://politas.jp/features/3/article/213

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