人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

宴たけ宣言と三幕構成

私は、お酒を一滴も飲めません。 昔ビールを2~3杯飲んで救急車で運ばれました。 サイレンの音は微かに聴こえたのですが、 朝、意識が戻った時には病院のベッドの上。 山の中の小さな病院でした。 窓から白い光が差し込み、 樹々の梢からは小鳥のさえずりが…

恋しい家こそ 私の星空

家について あれこれと七面倒なことを時々言ったりしますが、 本当は何でもいいと思っています。 木造でも、鉄骨造でも、RC造でも 外断熱でも、内断熱でも 屋根は切妻でも、寄棟でも、片流れでも 壁は白でも、黒でも 持ち家でも、賃貸でも なんでも、人それ…

満月は欠けているけれど

今夜は、ふたご座満月。 アメリカの農事暦ではビーバームーンと呼ぶそうですね。 ビーバーを捕まえるワナを仕掛ける時期という説、ビーバーがダムをつくり始める時期という説、様々あるようです。 お天気はどうかな。 月は美しいですね。 この世で最愛のもの…

The Show Must Go On

眼の具合が悪く、すべての作業はお休み。 朝早くからクイーンのアルバムを聴いていました。 ファーストアルバム、QUEENの一曲目「Keep Yourself Alive」からフレディ生前のラストアルバムINNUENDOの「The Show Must Go On」まで順に、途中ライブアルバムやフ…

ゆきのうた 静岡県民の見果てぬ夢 

静岡の真ん中あたりにある海辺のまち。 砂漠に雪が降ったとしても、ここには降りません。 ひと冬に数回、「風花」の舞う日はあります。 そんな日はみんなで表に出て、手をひろげ、「雪だよね!これ雪だよね!。」なんて言いながら、無理やり「雪」ということ…

家も根を張る

昔の写真データを時々整理します。 娘の赤ちゃんの頃の写真なんかを眺めていると日が暮れます。 我が家の赤ちゃんの頃の写真も出てきて、しばらく眺めていました。 久しぶりに会ったような気がします。 今は緑に覆われていてほぼ屋根しか見えないので、いろ…

家を、庭をapprivoiser(アプリヴォワゼ)する 「星の王子さま」から学んだこと

蚊が出なくなったので、久しぶりに庭のパトロール。 4本あったキンメツゲのうち、1本が枯れていました。 そこそこ日も当たるし、水も撒いていたのですが・・・。 枯れた一本だけは窓から見えない位置にあったのでした。 ですから、それにまったく気づきませ…

原始とか言われてるし

私の家、自分としてはモダンデザインを施したつもりなのですが・・・。 娘(イヤイヤ期継続中)の通う中学の男子は、この家のことを「平安」とか「縄文」とか呼んでおりました。 「江戸時代より前は大昔」みたいな雑な歴史認識。それが男子中学生。 以前ラジ…

「深夜に聴く曲は速い」問題

深夜にふと目が覚めて、あるいは起き抜けの早朝、手元のラジオやスマホで音楽を聴くと、すごくテンポが速いですよね。 ・・・・・速くありませんか。 ・・・・・ここは、一旦速いことにして・・・(笑) ただ仲間が欲しいだけの人。 ずっと昔からそのようで…

悲しい時にそっと始まった家づくりがありました

ハウスメーカーさんのCMは夢に溢れていますね。 若いパパ、ママと可愛いお姉ちゃんと弟さんが白い朝日を浴びて幸せそうです。 実のところ、家づくりは思ってもみなかった困難に直面したりして、つらいこともあったりします。 ですから、出会いから引き渡しま…

27歳のビーチクルーザー(←今日知った名前)

天気が良かったので自転車を洗いました。 27年前に仙台で買ったのでした。 27年も乗っている貧乏性。 記念に写真を撮って、グーグルレンズというのを押してみたら、「ビーチクルーザー」と出てきました。 そんな名前がついてたのか。 調べてみたら、ビーチク…

戦争の親玉 化学反応を起こした「逆替え歌」

「メロディーはそのままで歌詞を替えて歌う」のが替え歌ですが、その逆の、「歌詞はそのままでメロディーを替えて歌う」のは何て呼ぶんでしょうか。 それも替え歌なんでしょうか。 逆替え歌かな?。 そんな「逆替え歌」の傑作が、レオン・ラッセルの「戦争の…

環境に呼応する建築   とらや工房・安曇野ちひろ美術館

先日、御殿場の東山旧岸邸に伺ったのですが、同じ敷地内に「とらや工房」がありました。 www.toraya-kobo.jp 内藤廣さんの設計ですね。 なにやら行列ができていました。 皆様の会話によると「おこわ」かなにかの列のようでした。 行列がはけてから、お茶をい…

あのクリスマスソングはもう響かない

この夏、自分のなかでは大きな事件があって、子どもの頃からのアイドル、憧れていたミュージシャンのリスナーをやめました。 40年以上の時間とたくさんの思い出。 そんな日が来るなんて思ってもいなかったけれど、一瞬のことでした。 「推し」という言葉もあ…

その家を誰のために建てますか? 小さな家の由来記9

2023年11月4日 親のためか、子どものためか。 土地探しや設計のポイントをどこに置くかということなんですが、正解はたぶん無くて、「その時々、人それぞれ」かなと思っています。 私の場合、当時は「子どものため」でした。 長文が書けなくなってきたので、…

高校受験 シフトアップをした15の夜

友達が高校の募集定員の載った新聞記事を持ってきてくれました。 情弱ぶりをよくわかってくれています(笑)。 ありがたいです。 うちには受験生がいたのでした。 娘はマンガやアニメが大好きです。 できるだけ好きな事にはのめりこんでほしいので、勉強のこ…