先日、御殿場の東山旧岸邸に伺ったのですが、同じ敷地内に「とらや工房」がありました。
内藤廣さんの設計ですね。
なにやら行列ができていました。
皆様の会話によると「おこわ」かなにかの列のようでした。
行列がはけてから、お茶をいただきながらゆっくり見学することができました。
写真で見て想像していたより、こぢんまりとした素敵な建築でした。
実物が想像より小さい建築は名建築が多いような気がします。
それがヒューマンスケールということなのかなと思います。
敷地が本当に素晴らしく、建築もその環境に呼応していました。
内藤さん設計といえば、昨年伺った「安曇野ちひろ美術館」も素敵でした。
当日は曇っていたので、公式ホームページから写真をお借りしました。
何故曇っているとダメなのかというと・・・、
この背景!。
背後の安曇野の山並みのリズム、勾配と呼応しています。
それこそヒューマンスケールの建築と、発想のスケールの大きさ。
この対比が見事です。
建築に限らず、こんな仕事ができたらいいなと思います。
我が家の屋根。
方角的には屋根の向こうに富士山があるのですが、建て込んでいて見えません。
ですから、誰も気づいてくれなくて当然なのですが、屋根の勾配をこっそり富士山の平均傾斜に寄せています。
そして、自分から言うことにしています(笑)。