人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

門司港とアルド・ロッシ

先日、太宰府天満宮にお参りしたので、そのまま足を延ばして門司港に行ってきました。

目的の一つはアルド・ロッシ設計の門司港ホテル。(現 プレミアホテル門司港

インテリアデザインは内田繁さんです。

アルド・ロッシは1931年生まれの、イタリアの建築家。

福岡市のホテル・イル・パラッツオも設計しています。

残念なことに、この門司港ホテルの完成を見ることなく、1997年交通事故で他界されています。

建築の勉強を始めた頃、この門司港ホテルのことを知り、いつか行ってみたいなと思いながら、すっかり忘れていました。

 

福岡に行くことになったので、これは行くしかないと。

本当はこの門司港ホテルに宿泊をしたかったのですが、予約がいっぱいで・・・。

博多から小倉まで新幹線で16分、その後は在来線で10分ちょっとの旅でした。

 

小樽・函館・横浜・神戸、そして門司・・・。

港町はやっぱりいいですね。

独特の風があります。

森進一さんの「港町ブルース」を口ずさみたくなります。(こちらは漁港中心ですが・・・)

ちなみに「港町ブルース」に登場する港14の内、うちの近所の港が2つも含まれています。


いらない情報(笑)はさておき、門司港です。

 

狭い海峡を隔てて対岸が間近に見えて、何度も夢に現れた美しい風景のような、既視感があります。

前世はここで暮らしたのではないかと思うほど。

海峡、港、引き込んだ船だまり、そこにかかる橋、それから門司港駅という「終着駅」。

魅力的な舞台装置が、それほど広くないエリアに、これでもかというほど凝縮しています。

 

バイクに大きな荷物を積んだお兄さんが誰かに電話していました。

「俺、ここに住みたいよ。」

わかります。

年に一度は訪れたいと思うほど魅力的なところでした。

 

門司港駅

旧門司三井倶楽部

旧大阪商船ビル

九州鉄道記念館

関門海峡ミュージアム・・・

 

一日では、とてもまわりきれません。

今度は絶対予約して2泊3日で。

www.mojiko.info

アルド・ロッシ門司港ホテルについて、ほとんど何も書いていませんでした(笑)。

写真と気持ちを整理しながら、またあらためてまとめてみたいと思います。