人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

ちはやぶる 燃ゆるおもひ

百人一首 17番歌

ちはやぶる

神代も聞かず

龍田川

からくれなゐに

水くくるとは

  在原業平朝臣   古今集

 

【現代語訳】

不思議な神々の時代でも

聞いたことがないですよ

龍田川の水を

紅く括り染めにしてしまうなんて


清和天皇の皇后高子(たかいこ)の描いた、龍田川の屏風絵を題にして詠んだ「屏風歌」です。

龍田川を埋め尽くした紅葉が、まるで水面を括り染め(絞り染めにしているように感じたということですね。

(イメージ)

高子在原業平の以前の恋のお相手。

高子そのものへの最大の賛辞と、変わらぬ想いも込めたうたのようですね。

 

季節外れですね(笑)。

はやく秋にならないかな。

 

以前作った音

akekurenote.hatenablog.com

をリサイクルして、このうたをのせてみました。

 

もともと5・5・4  5・5・4、という変拍子でつくっていたので、アレンジの途中で訳がわからなくなり、力尽きて短めになりました。

昔住んでいたあたりの駅名で、大井町大井町・品川  大井町大井町・品川京浜東北線)、なんて口ずさんでカウントをとりながらつくりました(笑)。

 

朗読は奥様にお願いしました。

youtu.be

百人一首全首に音をつけようという、謎の意気込みで始めた謎プロジェクトですが、現在12首分が完成。

先は長いけれど、12首でキリが良い(12進法 笑)ので、一旦お休みして、また秋になったら再開したいなと思っています。

本当に、どうしてこんなことをしているのか、自分でもわかりません・・・。

 

再生リストです。

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