小さな頃からギタリストか作曲家になりたいようでした。
特に作曲家(といってもポップスのですが)の方は、才能も環境もまるで恵まれていないうえ特段の努力もしないのに、憧れだけは強く、国内だったら筒美京平さん、林哲司さん、海外だったらキャロル・キング、バート・バカラック、ブライアン・ウィルソンなどと交流する様を妄想したりしていました。
相合傘に好きな子と自分の名を書いて、慌てて消すなどという恥じらいの文化が昭和の頃にはありました。
私にそのような思い出はありませんが、脳内でよく描く別の相合傘があります。
例えば、
作詞:松本隆
作曲:自分・・・
畏れ多すぎて、マンガみたいに頭の中で瞬時にかき消します(笑)。
しばらく前に、ふとこの変化球を試みました。
作詞:小野小町
作曲:自分
これはこれで、なかなかぐっとくるものがありました。
そこで急に、いにしへの歌詠みを作詞家に見立て、音楽をつけてみようと思ってしまいました。
思ってしまうとやることになるので難儀なのですが、そう思ったらそうすることにしています。
いつもながら、どうしてそんな事をするのか自分でもよくわかりません・・・。
朗読は奥様にお願いしました。