人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

トレジャー・ヴォイス  松本伊代さんのセンチメンタル・ジャーニー

先日、近くで松本伊代さん、早見優さん、森口博子さんのコンサートがあったので行ってきました。

いかにも「ふらっと寄ってみた」みたいに書いてますが、チケット発売日の発売時刻に時報を聞きながらenterキーを叩いて予約しました(笑)。

 

知り合いに見つかったらちょっと恥ずかしいので、客席の照明が落ちるまで、普段はあまりしないマスクをつけて、下を向いていましたよ。

お三方ともいつまでもお美しく、さすがの歌唱力なのですが、私は特に松本伊代さんの歌声が大好きです。

筒美京平さんも愛した「トレジャー・ヴォイス」ですね。

はっきり言って美声ではないが、実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです。

『真夏の出来事』を唄った平山三紀(現・平山みき)の低くブツブツ切れる様な声、少年時代の郷ひろみの妙に鼻に抜ける声と共に、私の好きな三大ヴォイスのひとつです。

 

筒美京平

いやいや、とんでもない「美声」です。

自分が人並外れた悪声なので、男女問わず美しい声の人には憧れます。

堀ちえみさん、小泉今日子さん、三田寛子さん、早見優さん、中森明菜さん、石川秀美さん、そして松本伊代さん。

花の82年組(伊代さんのデビューは正確には81年10月)とはよく言われますが、本当にすごい時代だったんだなとあらためて思います。

 

デビュー曲は名曲センチメンタル・ジャーニー(作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平)ですね。

「伊代はまだ16だから」

歌い手の名を堂々と入れた斬新な歌詞が、この曲を永遠の名曲たらしめている気がします。

伊代さんがこの曲を歌えば永遠の16歳です。

 

16歳って特別な年齢なんですね。

Sweet Little Sixteen

You're Sixteen (You're Beautiful, and You're Mine)

Happy Birthday Sweet Sixteen 

16歳をうたった名曲は世界中にありますね。(17歳もたくさんありますが)

でも、「センチメンタル・ジャーニー」は、私の中では「16歳名曲ランキング」の第1位です。

 


センチメンタル・ジャーニー」のイントロ直前のMCが素敵でした。

 

皆さんも一緒に16歳になってくださいね。恥ずかしがらないで!。・・・一番恥ずかしいのは、私ですっ!

 

2021年、オリジナルオケにヴォーカル部分を新録したバージョンです。

youtu.beデビュー当時(お金をとる)放送局では「個人名を入れたら宣伝になる」みたいな謎の言いがかりをつけて、「まだ16だから」に替えさせていたことをご存じでしょうか。

宣伝も何も・・・、本人が出て歌ってるのにって思うのですが、ちょっとあの時代の狂気を感じますね。

「真紅なポルシェ」→「真紅なクルマ」もありましたしね。