人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

白くないミニマリズム  [家と言葉]

ミニマリズム[minimalism]

完成度を追求するために装飾的趣向をこらすのではなく、それらを必要最小限まで省略する表現スタイル。

1960年代に音楽・美術の分野で生まれ、ファッションにも導入された。

ポスト・モダンと相反する概念。     

(ブリタニカ国際百科事典)

 

建築やデザインを勉強しはじめた頃からの憧れでした。

ミニマリズムの、特に「白い」空間

 

例えば、カンポ・バエザのゲレーロ邸やガスパール邸。

ゲレーロ

 

ガスパール

記憶を遡れば2001年宇宙の旅に出てくる宇宙船内のインテリアデザインが潜在意識に刻まれているのかもしれません。

(何となくですけど・・・、多くのミニマリズムのデザイナーはあの空間をお手本にしているんじゃないかという気がします。)

 

ミニマリズムのデザインはたくさん勉強しました。

ギターでJeff Beckをコピーするみたいに、図面やパースを描いてコピーしましたが、自分がデザインするとなると難しいです。

 

木が好きで、木はできるだけその素材感を活かそうと思うので、白くなりようがないのですが、それでもできるだけ、いらない装飾はそぎ落としてシンプルな空間を目指しています。

 

そもそも、ミニマリズム=白、というわけではないので、こだわっているわけではないのですが、何となく淡いモノトーンな感じに憧れはあります。

 

私のデザインは・・・、

「お弁当が茶色っぽくなっちゃう」みたいな感じでしょうか(笑)。