小さな頃から寝つきが悪いようでした。
どうしたら、そんな風に30秒で眠れるのか奥様にきいてみたところ、「楽しいことを考えている」とのこと。
自分も楽しいことを考えてみるのですが、そうするといろんな事をやりたくなり、むくっと起き出し、何か調べたり描き出したりしてしまうので逆効果になってしまいます。
仕組みが違うようです。
デカルトの「方法序説」を読んでみたり、ドローン(持続音)がずっと鳴っているようなアンビエントの曲を聴いてみたりもします。
確かに眠くはなるのですが・・・。
「眠くなる」ことと「眠れる」ことは別物のようです。(自分の場合)
たぶん、副交感神経を優位にするような、「ああ清々した!」というようなスッキリ成分が自分には足りないんだと思います。
物事に適当に見切りをつけることが苦手で、消化不良な何かがずっとどこかに引っかかっています。
だから、バカボンパパのように「これでいいのだ」と全肯定してくれる存在、「よくやった。もうそれで十分だから。」そう言って背中をさすってくれる存在が必要なのかもしれません。
音楽が好きなので、やはり音楽にそのような存在を求めます。
今はこの曲たちが、そのような存在です。
For All We Know Keith Jarrett / Charlie Haden
Aqua 坂本龍一
またとんでもなくハードルを上げましたが、自分が眠るための曲(ギターのソロ曲)をつくってみました。
弾いているうちにうとうとしてきた(笑)ので、少なくとも自分には効果があるようです。
拘りを持ってしまったら本末転倒。
適当につくって適当に録りました。
夜中の一時に一発録りした、take1です。
音に変なノイズがのっていたり、途中走ってしまったりしていますが、構わず一期一会の思ひ出としてそのまま使いました。
「これでいいのだ」です。
と言いつつ・・・、ちょっとだけ拘りがあって(笑)。
いつかフィールドレコーディングの様なことをしてみたいという夢があります。
ギターとハンディレコーダーだけを持って森へ・・・。
そんな音にしたくて、森の音をSEとして加えました。
今回は、仮想のフィールドレコーディングです。
鳥や蛙の声、風や小川の音を盛大に入れました。
もっと森に埋もれさせてもよかったかな・・・。
朽ちた倒木になって、そのまま森に溶けてしまいたいと、時々思います。(大丈夫か!自分。 笑)
梅雨入りして、ギターのボディや弦、自分の爪も程よい保湿感。
雨の夜はギターの音色を優しくしてくれます。
タイトルにしたNefcaqueというのは、ちょっとした居眠りのような意味です。
・・・辞書には載っていません・・・。秋田弁(東北弁)なので(笑)。