人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

受験と二人三脚と並走と

現在公立中学に通っている娘(万年反抗期)はもともと中学受験をする予定でした。
娘もそのつもりで、私もそのつもりでした。


私が当時、「よかれと思って」やったことは、自分自身も中学受験の教科を勉強して、がっつりと二人三脚をすることでした。

といっても、それで、例えば教えたり質問に答えたり、何かするわけでもなく、ただ同じ内容をひたすら私も勉強しました。

中学受験の難易度やポイントを体感したかったからです。

 

でも、それが(うちの場合)あまり良くなかったようです。

上手く分析できていないんですが、何となくお互いプレッシャーになるんですよね。

お互い縛りあっているんですから、二人三脚はどちらかコケると、二人でコケてしまいますね。

実際コケました(笑)。

1年2年とたつうちに、疲れてしまい、その二人三脚は終了し、中学受験の話もいつしか消えていきました。


もともと娘には「勉強しろ」と言ったことはありませんし、おそらく今後も言いません。

実のところ学校に行く必要すらないと思っています。

興味のある勉強を、やりたい子が思う存分できる社会になってほしいですし、受験とか学歴みたいなものはなくなってほしいと思っています。

 

まあ、あくまでそれは私の個人的な考え。

娘は結構な難関高校を目指しているようです。

行きたいと願うのなら、きちんと準備をしてぜひ合格をしてほしいと思っています。

それは、心から応援します。

 

今は、「二人三脚」から「並走」に切り替えています。

何となく並んで走りはしますが、もう同じ内容は勉強しません。

 

それぞれ、ひたすら自分の課題に取り組んでいます。

娘は高校受験の教科。

私は建築やデザインの勉強(それが仕事なのですが・・・)と趣味でやっている言葉の勉強。

それから、ピアノとギターの練習。

ちなみに、奥様は経済・金融の勉強をしています。

 

てんでバラバラ(笑)ですが、それぞれ自分の目標に向かって並んで走り続ける。

そんな並走が、うちにはあっているようです。