人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

模試が無料だったので

近所の大手塾が無料の模試(高校入試)を実施するということで、娘が参加しました。

親子そろって疑い深い(笑)ので、この「無料」には、少しばかり引っかかりがありましたが。

「本当に無料でいいんですか?」なんて、電話したりして。

どうぞどうぞ、ということだったので、そこはありがたく受験させていただきました。

 

この春からその塾に通っている親友のお母さんに話すと、「ぜったいものすごく勧誘されるよ」とのこと。

まあ、そうだよねということで、一応の心構えはしていました。

 

一週間たっても、まったく電話が鳴りません・・・。

そろそろ採点も終わっている頃だし、あんまり音沙汰が無いのも逆に不安になります。

 

電話線が抜けていました(笑)。

 

そういえばこの間、近所に雷が落ちた時、心配で家中のいろんなケーブルを引っこ抜いたんだった・・・。

電話のケーブルを戻し忘れていました。

 

すぐに連絡して、娘と奥様が試験結果をもらいに行きました。

やはり、何度か電話をいただいていたようで・・・、すみません。

ただ、その場でもまったく勧誘はされなかったとのこと。

それも、なんだか寂しいような、申し訳ないような・・・、こちらもデータを提供したということでいいのかな。

 

あとで娘にきいてみると、試験後のアンケートで、「独学が好きである事」、それと何より「うちは高い受講料は払えない」という「お気持ち」を切々と綴ったとのこと。

どうりで試験会場から出てくるのが遅いと・・・。

 

その大手塾様には無料で受けさせていただいて、感謝しています。

ありがとうございました。

「経済格差が教育格差」なんて、まことしやかに言われるけれど、本当かな、なんて思ったりします。
確かにマクロの統計ではそのようですが・・・。

 

それこそ「無料」でいただいている教科書と、その辺の本屋さんで売っている参考書や問題集をがっつりと、何十回も“ガチまわし”をすればいけるような気がするんですが、甘いのかな。

自分はそうしてきたんですが、時代が違うと言われてしまえばそれまでだし・・・、よくわかりません。

 

いずれにしても、うちは、このまま独学のスタイルでやりきるようです。

人に教わるのが苦手なことと、自分で勉強の仕方を工夫するのが好きな子であることが、いまのところ奏功しているのかもしれません。

諸々考えると、親孝行な娘ではあります。