人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

だんだん森になっていく

元々は森の中に住むつもりでした。

八ヶ岳山麓、標高900メートルの森の中。

 

いろいろあって土地を手放し、静岡の平地に住むことに。

今度は海抜7メートルです!。

高原をわたるあの風は吹きません・・・。


静岡の今の敷地では、ちょっと品のある雑木の庭をつくるつもりで外構のデザインをしたのですが、結局森のようになってきました。

剪定をサボってたり、夏場、庭に木陰をつくって暑さをしのぎたいというのもあります。(エアコンがないので涼風を得るために、これが最重要)

ただ、やっぱりまだ森の生活に夢を残したままでいるのだと思います。

森に住むことは叶わなかったので、「それなら住んでいるところに森をつくってしまえばいいじゃないか」ということで・・・。

「市中の山居」の考えともどこか似ているかもしれません。

左の方に写っているのは、お隣さんの庭なのですが、徐々につながり始めています。

 

本当はそうして庭と庭とがつながって、街全体が森のようになっていったらいいなと、こっそり思っています。

 

もちろん一人でできる事ではないけれども、でも何事も始まるのはたった一人からだったりするし、そもそも一人ではないかもしれないし・・・。

 

「木を植えた男」(ジャン・ジオノ 原作  フレデリック・バック 絵)にでてくるエルゼアール・ブフィエのように静かに(誰にも知られることなく)何かを成し遂げたいという密かな夢でもあります。

 

 

(雑木の森なのですが、少しだけ花も咲いています。)

キンギョソウ(たぶん)

 

エゴノキ

 

アメリジャスミン