人と栖と

小声で語る 小さな家と本と音楽のこと

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

花の生垣がほぼ完成しました

トキワマンサクの花のエリアが徐々に広がり、花の生垣がだいたい出来上がりました。 この時期の庭が一番のお気に入りです。 大滝詠一さんの「ペパーミント・ブルー」という曲に、こんな詞があります。 斜め横の椅子を選ぶのは この角度からの君が とても綺麗…

小さな家の本

我が家は24坪の小さな家です。 もとより大きな家を建てる「元手」も無いのですが、建築の勉強を始めた頃に出会ったこの本の影響も大きいようです。 「小さな森の家」。 「吉村順三建築展」に行った帰りに買ったものです。 本にはチラシと一緒に、その日上野…

咲いたら咲いたで 散ったら散ったで

庭のトキワマンサクが賑やかになってきました。 うちはトキワマンサクでお花見です。 秋にも少し咲くのですが、春の華やかさにはかないません。 一日でも長く楽しめたらいいなと思います。 夏休みの初日に、8月31日のことを考えて寂しくなってしまうタイプな…

刹那の蝶と一分間の白昼夢

この時期になると、娘の幼稚園最後の日を思い出します。 その幼稚園では、卒園式が終わっても「預かり保育」の期間が3月31日までありました。 「涙の卒園式」後にまた会うのは、何だか気まずくないのかなとも思ったのですが・・・。 (送別会で盛大に送り出…

母校でもない学校の校歌を聴いて泣く・・・

春の甲子園が始まりましたね。 皆さんはどの学校の校歌がお好きですか。 新設校ではポップス調のものも増えてきましたね。 私はどちらかというと昔ながらのものが好みです。 名曲もたくさんありますね。 なかでも最も愛するのは、 静岡県立浜松商業高等学校 …

17歳の歳時記  祖母の中の少女

ずっと大切に保管しているものがあります。 表紙に1930と書かれた黒い手帳。 30年以上前に他界した祖母のものです。 祖母が17歳の少女だった頃の、一年間の日記が綴られています。 満州事変の前年、関東軍が暴走を始めていた頃。 直前にニューヨークの株式市…

木の花が急に咲き始めました

花粉症が酷く、外に出ないようにしているうち、庭木の花が急に咲き始めていたようです。 今年は少し早めです。 トキワマンサクの赤と白。 花を咲かせるために栄養を与えてしまうのか、花の時期は葉が変な(笑)色になります。 うちはトキワマンサク率が高い…

最後の〇〇に弱すぎて・・・

その症状を何と呼ぶのかわからないのですが、「これが最後かもしれない」と思ってしまうことが多いようです。 幸い今のところ「子育て」に纏わることに限定されていますが。 最後の授乳。 最後の離乳食。 最後のおむつ替え。 それから、一緒に入る最後のお風…

英語で詠って ~「音読さん」を使ってみました

あてもなく英語を勉強しています。 ただの趣味のようです。 将来何かしらの原因で何処かしらに脱出する時は役にたつかな。 考えてみたら、英検とかTOEICのようなものを受けたことがありませんでした。 受検が目標になって良いのかなとも思いますが、自分の実…

窓掃除とバードストライクのこと

うちには南側に3枚のFIX窓と一枚の木製引き戸があって、いずれも大きなペアガラスが入っています。 いつもそこから庭の景色をぼんやり眺めているのですが、ガラスにピントを合わせてみると、そこそこ汚れています(笑)。 時々適当に拭き掃除はしますが、ピ…

「さて、久しぶりにお得をみすみす逃してみるかな。」

「伝染るんです。」をご記憶でしょうか。1989年から1994年まで「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載された、4コマの「不条理ギャグ漫画」ですね。 「伝染るんです。①」 吉田戦車 小学館 ’75年は・・・というこの帯や、落丁のような装丁も話題に…

縁側の風景 「満願」太宰 治  [家と本]

我が家は南と西にぐるっと縁側を廻しています。 外壁より外の軒下空間にある縁側なので「濡れ縁」ですね。 ちょっとだけ、ミース・ファン・デル・ローエのファーンズワース邸を意識してデザインしたのですが、誰も言ってくれないので自分で言いました(笑)…

サワラカなサワラのお風呂  [家と言葉]

[サワラ(椹)]ヒノキ科の常緑樹でしばしば30~40メートルの大高木になる。山林中に自生するが、植林したり、また生垣や庭木として植栽されている。 (中略)ヒノキ、アスナロ、クロベ、コウヤマキとともに「木曾の五木」とされるが、建築材としてはヒノキに…